2008年11月17日月曜日

LinuxのNFS設定

LinuxにおけるNFSの構築をやりましょう。
NFSはネットワーク上で他の端末のディスクを共有する仕組みです。
これにより、あたかも物理ディスクのように使用する事ができます。

例えばDBを構築して、データファイルは別のRAIDに組んだり、
開発環境を同期化させたりすることができます。

私の場合は
サーバは玄人指向の「KUROーBOX HG」、
ファームバージョンは1.1です。
  ※OS、カーネルはメーカへ
クライアントはFedoraCore2を搭載したノートパソコンです。

サーバの設定
 まずはインストールが必要です。最近のディストリビューションだったら
 初めから入っていて「/etc/exports」の作成、追加だけでできるようです。
 玄箱はそうはいきません。
 まず、添付のCDROMからbinaryから
   nfs.tar.gz
   portmap-5beta.tar.gz
 を持ってきて、これらをROOTで展開を行います。
  /usr /etc /sbin 辺りに展開されます。
 そして以下を実行します。
 「/etc/rc.d/rc2.d/」にて

  ln -s ../init.d/portmap S31portmap
  ln -s ../init.d/nfs-common S32nfs-common
  ln -s ../init.d/nfs-user-server S32nfs-user-server

 「/etc/rc.d/rc0.d」にて


  ln -s ../init.d/portmap K31portmap
  ln -s ../init.d/nfs-common K32nfs-common
  ln -s ../init.d/nfs-user-server K32nfs-user-server


 「/etc/rc.d/rc6.d/」にて

  ln -s ../init.d/portmap K31portmap
  ln -s ../init.d/nfs-common K32nfs-common
  ln -s ../init.d/nfs-user-server K32nfs-user-server 


 を行います。
 その後、「/etc/exports」を編集します。
 「物理ディスク名 クライアントIPやドメイン(接続指定)」のレコードを追加します。
  例えば、


/mnt/share 192.168.0.3(rw,no_root_squash)

  とします。
  サブネットマスクでの指定も実現できます。
  無論、IPTable等と併用して、安全にしてください。

  再起動しましょう。


クライアントの設定

  さて、こちらの設定はより簡単です。
  まずはサーバの確認 


/usr/sbin/showmount -e 接続サーバ名


  これでNFSアクセス指定ができます。
  出力されない場合は設定にミスがあるか、NFSが起動してないか
  ネットワークコネクトに問題がある可能性があります。


mount -t nfs サーバ名:/mnt/share /mnt/nfs

  としてマウントします。
  これでOKです!!

※Fedora2はこれじゃダメですだ!!
おそらく「mount to NFS server サーバ名 failed: server is down.」
と表示されてしまいます。NFSバージョン3で接続している見たいです。

「/etc/fstab」を編集し、


サーバ名:/mnt/share /mnt/nfs nfs auto,nfsvers=2  0 0


を追加して、「mount /mnt/nfs」としてみてください。

Fedoraでない人でもfstabに


サーバ名:/mnt/share /mnt/nfs  auto  0 0


以上のように記述しておくと、
起動時にローカルのように使用する事が可能になります。

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