NFSはネットワーク上で他の端末のディスクを共有する仕組みです。
これにより、あたかも物理ディスクのように使用する事ができます。
例えばDBを構築して、データファイルは別のRAIDに組んだり、
開発環境を同期化させたりすることができます。
私の場合は
サーバは玄人指向の「KUROーBOX HG」、
ファームバージョンは1.1です。
※OS、カーネルはメーカへ
クライアントはFedoraCore2を搭載したノートパソコンです。
サーバの設定
まずはインストールが必要です。最近のディストリビューションだったら
初めから入っていて「/etc/exports」の作成、追加だけでできるようです。
玄箱はそうはいきません。
まず、添付のCDROMからbinaryから
nfs.tar.gz
portmap-5beta.tar.gz
を持ってきて、これらをROOTで展開を行います。
/usr /etc /sbin 辺りに展開されます。
そして以下を実行します。
「/etc/rc.d/rc2.d/」にて
ln -s ../init.d/portmap S31portmap
ln -s ../init.d/nfs-common S32nfs-common
ln -s ../init.d/nfs-user-server S32nfs-user-server
「/etc/rc.d/rc0.d」にて
ln -s ../init.d/portmap K31portmap
ln -s ../init.d/nfs-common K32nfs-common
ln -s ../init.d/nfs-user-server K32nfs-user-server
「/etc/rc.d/rc6.d/」にて
ln -s ../init.d/portmap K31portmap
ln -s ../init.d/nfs-common K32nfs-common
ln -s ../init.d/nfs-user-server K32nfs-user-server
を行います。
その後、「/etc/exports」を編集します。
「物理ディスク名 クライアントIPやドメイン(接続指定)」のレコードを追加します。
例えば、
/mnt/share 192.168.0.3(rw,no_root_squash)
とします。
サブネットマスクでの指定も実現できます。
無論、IPTable等と併用して、安全にしてください。
再起動しましょう。
クライアントの設定
さて、こちらの設定はより簡単です。
まずはサーバの確認
/usr/sbin/showmount -e 接続サーバ名
これでNFSアクセス指定ができます。
出力されない場合は設定にミスがあるか、NFSが起動してないか
ネットワークコネクトに問題がある可能性があります。
mount -t nfs サーバ名:/mnt/share /mnt/nfs
としてマウントします。
これでOKです!!
※Fedora2はこれじゃダメですだ!!
おそらく「mount to NFS server サーバ名 failed: server is down.」
と表示されてしまいます。NFSバージョン3で接続している見たいです。
「/etc/fstab」を編集し、
サーバ名:/mnt/share /mnt/nfs nfs auto,nfsvers=2 0 0
を追加して、「mount /mnt/nfs」としてみてください。
Fedoraでない人でもfstabに
サーバ名:/mnt/share /mnt/nfs auto 0 0
以上のように記述しておくと、
起動時にローカルのように使用する事が可能になります。
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